木下音感教育法は、木下達也先生が独自で考案された、音感教育法です。
「耳の発達は6歳までに育ち、その成長発達のふさわしい時期に親しみの持てる幼稚園の担任から、正しい音の高さ、音色、大きさを聴き分ける指導を受ける事が、子ども達にとって一番好ましい。」ということから担任が日々の保育の中に取り入れて指導をしています。
可愛い「音感かるた」や5色の「カラー五線」の教材は、子ども達の好きな、遊びの要素が多く含まれており、3年間の中で少しずつ「聴く」「歌う」「音符をよむ」「演奏する」を学んでいき音楽の力を育んでいきます。
身につけていく中で、正しい発声だけでなく姿勢を整える事や話を聞く事が繰り返されることから、背筋や姿勢も自然と良くなり、持続力や集中力も身に付いていきます。
この教育法を受けた子ども達の歌声は、子ども本来のもつ素直な透き通る声で力強く、「幼稚園児でもこんなに綺麗な声で歌えるのですね。」と、驚かれる程です。
時代を重ねても、幼児期の子ども達のもつ未知なる可能性の芽は変わる事なく、木下音感教育法を通して、日々の保育の中で音楽の喜びを感じ、子ども達の無限にある力を伸ばして、学びへと向かう力を育てたいと考えています。
当園では、年3回、東京にて開催される「木下式音感教育法・三期講習会(7月・12月・3月開催)」に教諭を派遣し、園児がより良く楽しく受けられるよう、指導の学びを深めています。また、園への認定講師派遣指導もおこなっています。
音感指導は毎日の保育の中で、少しずつ、コツコツと積み重ねています。
音感かるたは、音符による動物などが色と組み合わされ、かるたで遊びながら自然に音符や口の開け方、声の出し方覚えられます。
正しい口の形を覚える事や姿勢を整えて歌うことで、綺麗な声が出るようになります。
また、音譜を読んだり書いたりする事から、鉛筆の持ち方等も無理なく身に付ける事が出来ます。